公開週明けの月曜日に実写映画「ゴールデンカムイ」を観に行ってきた。
すごく楽しみにしていたし早く観たかった。
それから二週間たっているが私自身のモヤモヤの正体がわかる。
偉そうにこの映画を否定したいわけではない。
杉元は杉元だったしアシリパさんはアシリパさんだった。
各キャスト本当に漫画そのまんまの雰囲気を壊さず実写に乗せてくれていた。
本当に場面場面を大事にしていたし杉元の過去シーンは泣いたし違和感のあまりないレタラは良かった。
次回作もあるなら「絶対」に観に行くだろう。
だが何だろうと引っかかっていたのだ。その正体に気が付く。
「迫力」である。
漫画の「迫力」と比べてしまったのだ。漫画から溢れる「気迫」が「熱」が映画から感じられない。
ひねくれて素直に見れなくなった私の心がそうさせてしまったと思ってる。
以前から「ゴールデンカムイ」は安易に人様に進める漫画ではないなと思っていた。
オソマ食ってヒンナヒンナしてラッコ鍋でバーニャして映画のコラージュしてなかなかの下ネタを乗せているだけなら「面白い」だろう。
だが本筋は「血なまぐさい話」なのだ。
日本にいながら「民族間」の争いの話でもあり原作者さんもその辺は話が重くならないようにと配慮しているインタビュー記事を読んだ記憶がある。
私は漫画が好きだ。
良い映画だったことはすごくわかるし私の趣向は偏っているが漫画が好きだということを改めて知る映画でもあった。
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