人間は同じことを繰り返す馬鹿な生き物

長文

ここでいう馬鹿は「人に騙される」ということである。

このインターネットが普及した時代でさえも、人に騙される人間は多い。

「私は騙されない」と思っている人間こそ、本当に金も友人も根こそぎすべてを持っていかれるほど騙される。

本人たちはまだ知らない。周りの人間を簡単に信じてしまうほどまだ純粋なのだ。

若くても年齢を重ねても騙されるタイミングはいつでもその辺に転がっている。

私の場合は若い時と、精神的に弱っていたりお金のない時だ。

これは私の詐欺にあった話。

布団を買った。

それに付随したカードローンを組まされ、カード会社が変わるから切り替えのためと言われまた新たなローンカードを作りそれを短期に何度か繰り返され、そのうち布団販売会社と連絡が取れなくなり、今では覚えていないが総額300万ぐらいに膨れただろう。

精神が弱り、風呂なしアパートへ逃げるように引越しした。

引っ越しの際にも退去費用30万ほど請求された。

ますますお金に困り親にも兄弟にも言えず消費者金融から借りた。

そこから先はお察しの通り地獄である。

朝晩含めてアルバイトをいくつも掛け持ちしても利息しか払えず、ほかの金融会社から借りるという悪循環をたどり若いころの見栄もあって借金はどんどん膨れ上がった。

毎月8万ぐらい10年以上払い続けて、酒とタバコもやめられなかった。貧乏人は本当にダメ人間になるのだ。自分で考えることができなくなっていた。

私はネットワークビジネスに勧誘された。

いわゆるネズミ講だ。こころの奥底ではなんとなくわかっていたが、弱っている私はそれすらも金を返済できるチャンスだと思っていた。

セミナーや勧誘など一年ぐらい続けただろうか、すっかり洗脳はされていた。

これから救ってくれたのは実妹である。ここのネットワークビジネスを止めさせるためインターネットで探し出した情報でじっくり説明し時間をかけて止めさせてくれた。

ただし今でも心の奥底に「たとえネズミ講でも、製品はとても良いのだ。なぜなら自分の体には変化が本当に起きたからだ」と言うことが根強く残っている。

もちろん借金はますます大きくなっていた。

20歳代をそんな暮らしの中、助けてくれたのは30歳を過ぎて職歴もろくにない私が運よく事務職に就けたとき、拾ってくれた年下の女性の社長である。

その時の社長にかなり怒られながら債務整理手続きをし、私の借金生活は何とか終わった。

いまでも本当にその女性社長には感謝しているし、仕事もできる人だったから尊敬している。

もう二度とクレジットカードを作らない、消費者金融にはいかないと自分との約束をした。

それからかなりの年月も経ち、久々にクレジットカードを作った。このブログを開設するためどうしても必要だったからだ。

私の騙され経験は大きなものはこの3点だろう。

その他の細かいことはかなり省略している。かなりありすぎてここでは書ききれない。

本当の「人を恨んで生きていく」きっかけはこれではないが、布団詐欺から始まったこの借金地獄は自業自得感もあるがこれも一つではある。

私は一生許さない。

あの布団を売りつけた営業マンと販売会社、生活が本当に困窮して市役所に相談したら市役所員に侮辱されたことは、私は一生許さない。

あと不動産屋。ついでに隣の家のくそじじい。

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