心地よい目覚め

ほとんど毎日

久しぶりに「夢」をみた。

「夢」は記憶の整理だという。

年齢も重ね整理するほど「頭の記憶の容量」が小さくなったようで夢も年に数えるほどになった。

若いころは感受性が豊かすぎたせいか毎日が飛び起きるほど悪夢だった記憶しかない。

例えれば本物の「人魚姫」の物語のような叶わぬ大恋愛し泡になったあとのような気持ちである。

すごく心地が良い。

後悔のない美しい物語が私の中で完成していた。

私の夢見たこの物語の終焉は「死」である。

私も夢のような心地よい「死」が迎えられたら幸せで大満足である。

何とも言えない解放感で私の望んでいる世界だ。

そして私が「死」を迎えるときこの物語が思い出せれば良いなと思うほど浸っていたい。

ますます「死ぬこと」が楽しみになってしまったではないか。

私の中にまだ美しいものを見る記憶があるのなら、それに縋っても良いじゃないか。

薄汚れ吐き気がする現実ばかりなのだから「夢」ぐらい大目に見ろ。

夢と金 (幻冬舎単行本)

新品価格
¥1,336から
(2024/5/25 16:28時点)

コメント

タイトルとURLをコピーしました