だいぶ疲れているらしい。
そう思うのは仕事中に泣いてしまったからだ。
私の仕事は途中から周りに誰もいなくなって一人で作業するものだから、その時間はスマホに落とした音楽をかけながら時には歌う。
歌っていて「感極まった」ので泣いてしまったのだ。
いわゆる世にいう「うつ状態」で無意識に泣いてしまったのではなく、情緒が高まりすぎて泣いたのだ。
それでもずっと安定しない心があったのだろう。
ストレスを吐き出すように泣いてしまった。
泣きながら「生きててよかったと思ってよいですか」と言えた私はだいぶ疲れているらしい。
自分の心を受け止めている。
私はそれでも毎日を素直に生き始めたのだと感じている。
こんなに歳を取ってからそこそ自分らしい時間と行動がとれている私はたぶん今一番「幸せ」だ。
世の中の暴力的な暗さに心を痛め怒りにまみれている「あちら側」の私もいるが、部屋で一人で何かしらの作業している「こちら側」の私はいたって「幸せ」なのだ。
このバランスが保たれているわけではないし自然に受け止められているわけもないが「ある」ことを感じ意識することによって「私の変化」を感受することができてる。
遅くなったな、私。
まだ「幸せ」になれる余地があるようだ。
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