移ろうのは季節でなくて「私の眼」

ほとんど毎日

毎日見ている鏡越しの私の顔。

ふと注意して見てみるとこんなにも虚ろで死んだ目をしていたか。

濁っているのは私が緑内障になっただけじゃない。

慌ててまた一時的に気を引き締める。

背中を丸めているのは肥満のせいばかりではない。

筋肉筋肉と私の身体への合言葉を唱えながら息を深く吸う。

満たされない毎日を作ってしまっているのは「私自身」

そんな理屈は死ぬほどわかっている。

そんな理屈の前にどう生きるか。理屈の壁をどう破るか。理屈の先は満たされるか。

迷っている暇なんかないとか思っていても、うじうじして尻込みして一歩も何歩も引いちゃうの。

「やる気」も空回りしてるんじゃなくて「目減り」しているのが身体中でわかる。

「健全なる精神は健全なる身体に宿る」とか良い言葉だなと思っていても実践した記憶は少しだけ。

また私自身を否定するような言葉を並べて「とんずら」しようとしている。

私の眼は死んでいる。

こんなにも身体のあちこちに生命を感じることがあっても光が無くなっている。

目薬でなんとかなるだろうかと能天気なことを考えているうちはまだ救いようがあるかもしれない。

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