私が今現在望んでいるのは残業してやっと人間らしいとんとんの「暮らし」ではない。
自分のタイミングでせめて近くの魚屋さんの美味しいパックお寿司が食べられる「暮らし」を望んでいる。
移住してから５年近くになる。
上手には生きられてはいないが、まあまあの生き方にはなったと自負している。
高齢になる年齢で感じたのは「こうするまでには遅かった」ということもひとつだが「すべてを捨てていつでも逃げ出せる」という「行動力の強み」を持てたのは良かった。
だがすべてに「余裕」があるわけではない。
日々「楽しくもない仕事」に大体の体力と気力を持っていかれるのがやはり今は嫌なのだ。
「人とのふれあい」が「向上心」を上げていく仕事だったがコロナウイルスにより大きく組織も変わったころで「薄利多売」に変化した。
その変化についていけない私が悪いといえば悪いわけで「ここでもうすこし頑張る」と決めた私もどうかと思う日々で、その私自身の思う「ずれ」をどうしたって「その場限り」の補修しかしていない。
長期的なことを考えていなかった私はやはり「目先」のことしか見えてなかったこと。
私の余裕ある「暮らし」はこんなことを望んだわけではなかったはずだ。
思考と体力が削られ「私ではない感覚」が時々襲ってくる現在の職場では過去と同じことの繰り返しとなってしまう。
そしてこの二日間真剣にこの先のことを考えていると「逃げ出す」には私に不足しているものが多すぎた。
ここで身につけられるものはなにか。
しっかりプライベートを充実させることが出来ていなかったのが問題だった。
「仕事」という枠に囚われすぎた私。今それなりに出来ている「暮らし」にプラス出来るものを探したい。
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