振り切ることの恐れ

ほとんど毎日

遅くはなったが目標も目的もゆっくりと定まってきたし、ここいらで「いっちょやったるか」と鼻息を荒くし出したのは良いのだが暴走する一歩手前の状態ではないかと踏みとどまる。

さていったん足を止めて手元の材料を見ようか。

揃っているようで揃っていない。

それはそれで良い。準備万端でスタートを遅らせてももう今は何も意味がない。

私が踏みとどまる理由は他にある。

恐怖だ。

恐怖が一気に右耳の後ろから頭を鷲掴みにしてきて右肩辺りが寒気と冷や汗がでる。太ももの後ろ辺りに震えがくる。

ああ、これだ。

この恐怖は何度も何度も味わった。

決して武者震いなどではない。

未知なるものへの恐怖でなく「つながり」を持つことへの恐怖といったところだろうか。

経験からくる恐怖でもあり本能がブレーキをかけている。

どうしたって進む先には人間との「つながり」が必要不可欠となる。

不慣れな気をまわし、言葉で距離を測り、場合によっては戦わなくて良いはずの土俵に上がるときもある。

叩き壊せるような馬鹿力と若さはなく、あるのは何十年と何も出来なかった私が頭を起こし足首を掴む。

引きずってでも良いから今日は一歩進めとやはり私が言う。

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