嫌なことがある。
そうすると今の私には思った以上にいくつかの「切り替えスイッチ」が備わり始めたことに気が付く。
「散歩に行く」「買い物に行く」「その人から離れる」などなど生きていれば当然のことなのだか過去の私にはその行動さえもできなかったことを思えば大したものだ。
そしてそれを意識していることが思った以上に重要だったことだ。
無意識にやるのは自然な回避行動が身についていて良いことなのだろうが、それでは「切り替え」が出来ていなかったのだ。
その延長線上にまた「嫌なこと」があるだけで何も変わっていなかったのだ。
その場から離れて深呼吸。
常にイライラが心のどこかにある状態の私だが、これを身に着けただけでも儲けもんだ。
だらだらと過ごしているようでも、なんだかんだで変化がある実感が持てるのはうれしい。
うまい具合に「スイッチ」が発動するタイミングを自分でやれば良いだけのことなんて簡単に見えてもできなかった。
ゲームをやっていると耐久戦で「こらえ性」がないほどイライラしているが何度か試して成功しているようなものだ。
思えば人生なんてゲームみたいなものだと過去に書き記したものだが、一度でミッションを上手にクリアしたことなんてない。
何度もチャレンジしてきたじゃないか。
肝心なことをいつも忘れ今日も生きている。
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