明暗の往復

ほとんど毎日

ごはんを喉に詰まらせてせき込む。

歳を取ると飲み込む力が弱くなることを実感し「衰え」を感じながら生きている。

昨日より今日。今日より明日。

そう思いながら若いころより目の前が開け明るく見えるのは歳を取ったおかげだ。

そんな「明暗の境目」を時にはスキップして足をくじいても進み、仕事の疲れでふらふらになりながら歩き毎日を生きる。

私はこの意味の分からない行き来を楽しんでいる。

「あの時、死ねば良かった」とも思う気持ちはいつでも私の気持ちに張り付いて取ることは出来ない。

「あの時、死ななくて良かった」と思うラベルは「上書き」は出来なくても増えていく。

「生きていたって良いことなんて何もない」とあの時の苦しみは私にしかわからないことだし、今の楽しみも私にしかわからない。

人生という壮大なものに当てはめることなく、ただ私は私に寄り添って温めていけば良かっただけなんて今の私だから言える。

これからだって何が起こるかわからない。

ただこれに気が付くかどうかでこんなにも私を信頼できる部分が増えていく。

「きっかけ」は決して小さくない決断だったが私は成功した。

遅くなったが成功した。

それだけで充分でないか。

でも白黒勝敗つけたがる私はいつまで経っても満足できる自分には到達していない。

「欲」は恐ろしくて何度も振り返る。

そして嬉々としいる途中で明暗の溝に引っかかり落ちも這い上がれることを期待している。

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