浮かれた静寂

ほとんど毎日

世間はクリスマス・イブである。

町も職場もお正月の気配と共に流れてくる雰囲気があるのに私は起きるまでそれを忘れていた。

チキンとスーパーのケーキぐらいは買って暗い時代だからこそ浮かれようと思っていたのに、このざまだ。

つまらなくなったな、私。

まあ無理やりテンションを上げることもあるまいと町にでる。

どうしてもテンションを上げたいようで自然に行動にでる。

町を歩いてもいつも通りの人並みでちらほら見えるクリスマス飾りに目をやる。

この町は高齢者が半分以上だ。

クリスマスというよりすでに正月の準備を始めているところが目立つ。

私ももう既にその領域には片足は突っ込んでいるから、正直お正月の準備のほうを先にしていた。

あんなにサンタクロースが楽しみだった頃を忘れてしまったのかとちょっとだけ気が落ち込む。

スーパーに行くと身体がもう「こってり系」の料理多めのクリスマスを望んでいないのがわかり「あっさり系」のお正月料理を欲している。

これが自然なのだ。

私の「生」は一歩前に前進していると思えば未来も気持ちも明るい。

ひとり不気味にニコニコしながらスーパーの店内を見て回るのはさぞかし「けったい」なことだろう。

まあそんなことを気にしているより私はクリスマス気分を味わいたいので二個入りのケーキは購入した。

自分用のプレゼントも忘れていたから気分を上げたいので新品の靴下を買った。

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