絆は感じたことはない類似品

ほとんど毎日

「何かを始めるのに遅すぎるということはない」

あの時、映画を観ていたはずなのに心に届かなかった言葉がこれだ。

泣いた記憶はあるのに大まかなストーリーは覚えているのに、この映画の伝えたかった言葉のひとつが私には届かなかった。

ただ「時間を消費するため」に映画を観まわった時期がある。

ただ仕事に忙殺され余裕がなかった期間だ。

何を思っていたかなんて「あやふや」でしかない。

それでも生きていた証が未だしっかりと手元にある。

この数年はみっともないくらいその言葉にしがみついてきた。

立ち止まった時もあるがそれなりに「私の心」は活力にあふれていたのだ。

その反面「身体の健康」は年齢と共に失われつつあることを深く感じる。

心身のバランスが一緒でないことが「今の私」の生き方だ。

そうしっかりと感じた瞬間、いつそうだったのではないだろうかと顧みる。

未だ燃える灯火は燃料をくべることをしなくても消えることはなかったのだ。

衰えていく身体をよそに私の気持ちは急いでいる。

気ばかりが若い年寄りになりそうな予感にぞわぞわする。

落ち着け落ち着け、深呼吸。

大した生き方もしていないのだ。私がいなくなっても困らないのだ。

世に何かを与える前に何度も言うがしっかりと私に滋養を与えたまえ。

何か私の「質」を高めるものはないのかと探し始め「はちみつ大根」なんかを始めてみたりする。

妙な方向にいったが藁でもなんでもよいのでやることにした。

そうすると幼いころ実母が首にネギ巻いてきたり梅肉エキスを舐めさせた記憶がよみがえる。

血は争えない。

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