「漫画」の話ができる知人が近くにいる。
これは本当に幸運なことだ。
今の世の中いくらでもサークルやイベントに参加すればその輪は広がるだろうし、ネット社会でもリテラシーを注意しておけば通話会話アプリでなんだってできる。
私はそれをしてこなかった。
小中高校と友人に恵まれたおかげでそんな話もできたが、幼いころから否定されてきた部分が大きすぎて心が環境に勝てなかった部分もある。
若さも後押しして発奮はしていたが、やはり腹立たしかった。
身近な存在に「漫画が好き」を否定されてきたのは今でもダメージはでかいようで萎縮している。
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今思えば何なんだろう。
身内は将来を心配して堅実な道を歩むようにさせたかったのか。
「ジブリ」と「ディズニー」以外は認めなかった実父の言葉が繰り返し再生されることで嫌悪ばかりが残って払しょくができない。
もうしなくても良いとは開きも直っているが、ざらついた平凡な痛みに一生惑わされていくのは性に合っているとも思える。
砂っぽく埃のかぶった思いのまま生きていくのは大層面倒なのに好んで背負う私は何者か。
何者でもない。
だから今日もせっせと漫画を探し読みふける。
私はあなたの嫌いな「漫画好き」に立派に成長しこれからも伸び続けます。
復讐か何なのかそれはわからないのだけれども死ぬまで漫画を探し読み続けたい。
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