「陽だまり」がぼやける日

ほとんど毎日

ここ一年ぐらい「注意力」があちこちにいくようになってきた。

たぶん幼いころからこんなことがあったのだろうが自分でもあせるくらい目立つようになってきた。

「作業が中断」されても元に戻るのなら良いが、その道が途切れたようになっていることも増えている。

コロコロで掃除をして入れば、戸棚の並びが気になり始め整理をし始めほんの少しやっただけで「疲れた」といってお茶を飲む。

レシートの整理を始めようとパソコンを立ち上げればネットサーフィンで余計な場所に飛んで好きなものをずっと眺めてからベットに横になって動画を見ている。

そんな流れが自分でも判っていて「加齢で集中力が落ちた」「物忘れ」の症状だと受け止めきれない。

病院には行っていない。

「恐怖」してしまって行動できていないのだ。

怖気づいている。

「衰えていく恐怖」が目の当たりにできない。受け止めきれない。

気持ちだけは「今の私」が最高潮に絶好調なのでそんな判断をされたくないのだろう。

今まで生き方が悲しいくらい「好きでなかった」ことが、また土壇場になって理解できる。

加齢という逃げ出すことのできない道に腹をくくれない。

しょぼくれた老人なるのは嫌だ。

プライドが高すぎてまた自分に重荷をかけている。

朝日の中で両手を見る。

手はむくみ関節がこわばっているこの両手はこの先どんなものを手に入れるのだろうかと期待できなかった。

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