私の一部は「他人を恨む」ことで出来ている。
何度も自分に問い合わせ「答え」を出してきたが「逆恨み」でも「認知のゆがみ」でもない。
今ではこれも私の生命維持装置だし原動力だ。
時代と共に薄れゆくことのない「強い恨み」は身を滅ぼし無気力になった時期は長いが、皮肉だが今の私の生きる材料となっている。
「過去のことは忘れて幸せになる」「幸せになることが一番の復讐」とかクソくらえだ。
私は許さない。
一日の始まりの起きがけ朝日を眺めながらそんなことを思う私は不憫でもあるが、頼もしくも強い自分になったなとも思う。

「空しいことなんかあるもんか」と強がる私もいるが感情で体力も消費されているのは確かである。
無駄にできないはずの老体の時間に無駄な感情とも思えるが、もう薬物のようにやめられないのだろう。
こいつを抱えて笑って生きれる私は稚拙だが心強くも感じる。
すぐ揺らいでしまう芯に何度も何度も言い聞かせて保とうとするのは悪いことではない。
なぜなら「希望」も生まれてきたからだ。
なぜ早く気が付かなかったのだろう。
鬱屈した時間を過ごした狭い都会の空で見た景色は忘れない。
そしてここで見ている景色も忘れない。
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