共存できない気持ち

ほとんど毎日

私は友人知人間の「おみやげ」「プレゼント」などのやり取りがあまり好きではない。

むしろ「嫌い」だ。

職場全体に配るようなものなら問題なく受け止められるが「個人単位」が嫌い。

当然そういうやりとりが嫌い、面倒くさいと相手方からの個人的な物事があったら本人にいう。

「本人はそういうつもりがない」と聞いていても「私がどこか行ったら」とか余計なプレッシャーがかかり頭の隅でいつもおいていて面倒なのだ。

「お金」と「気を遣う」のが嫌いだと言っても過言ではない。

職場でのお菓子の持ち寄りなんかは「自分の意思」が乗っているから予算を立てて月1回まとめ買いして様子を見て持っていく。

そう考えれば「相手方の好意」を無下にしていることになるとつい最近は「ありがとう」の言葉で返すようにして、それ相当のものをすぐに送り返すようにしてはいる。

必要な人間関係を築かなければならないときは本当の気持ちはいつも隠したままだ。

「こうやって大人になっていく」と皆はいうのだろうが私にとってその重みが増えるのは冗談じゃない。

「偽物の笑顔」をはりつけたまま「この間はありがとう」と言ってさっさと手渡す。

やり方としては劣ってはいるがラインやメールで写真付きで感謝の言葉を送り玄関前に置いたりもする。

自然に相手にのことを思って贈り物ができることは素晴らしいことだとは思ってはいる。

だが私の性格はひん曲がっていてどうしても素直に受け止められない。

「私の知らない私」が拒んでいることは過去に何かあったのだろう。

つついてほしくない私がいるのは確かなので、その違和感だけは心の棚にしまっておこうと思う。

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