ぎっくり腰である。
動いていないと筋肉も関節も固まってしまうお年頃なので無理をせず動く。
「椎間板ヘルニア」を発症してから何十年と突然のこの痛みに付き合っているが慣れることはない。
この時の背中が曲がって歩くことが苛立つ。
身体の不調のたびに気が落ちる面倒な性格のせいで、より余計なところに目が行き不愉快を重ねる。
黙って本でも読んでれば良いものを老眼が邪魔をして長時間集中できない。
長時間同じ体制を取っていると身体によくないことはわかっているので15分単位で休憩を入れながら動いている。
こういう時は「私の日ではない」とつぶやいても見るが、せっかくの季節に置いて行かれるようでますます苛立つ。
心広く物事を見れない性格はここぞとばかり発揮しはじめるから厄介で扱いにくい。

一年のうち何日もあるわけではない「こんな日」に気持ちのすべてを持っていかれてたまるかと「楽しいこと、楽しいこと」と呪文のようにつぶやきうろうろする。
ただでさえ過去のことを引きずって歩くのが趣味なのに完治はしないがいずれすぐ治るようなことで気分を下げていたくはない。
だいぶ気持ちにエンジンがかかってきてるようで「なんのその」と思える自分が頼もしい。
大事な身体だ。休む時は休むが動くときは動く。
ただ「休みかた」が下手なだけでちょっと無茶してしまうだけ。
ぼんやりと過ごすのは得意なくせに、いざとなると何もできない気質は棚に置いてやれるだけのことはしておきたい。
落ち着きのない一日を過ごしてはいるが私の「ぎっくり腰」にはこれくらいが丁度良いのだろう。
時には春の陽気を窓から眺めながらコーヒーをすする。
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