毎日、私を「落ち着かせる」言葉を探している。
「落ちがつく」「落としどころがある」言葉を探している。
毎日毎日「嫌なこと」があるのは受け取る器が数少ないからだとも思う。
七色に光りどんな体制でもキャッチ出来て投げ返せるようなグローブでも持ち合わせていれば、こんな気もちにはならないだろう。
だがそれを手にしたとしても私は欲深い人間だから極彩色に輝くグーローブを求め続ける。
だから今の私の身の丈にあったものを身に着けたいと思うのはそんなに悪いことではない。
毎日「私が納得できる」言葉を探している。

言葉の「正誤」の意味を深読みしすぎ穴に落ちているのが原因のひとつ。
多々単純に受けとるにはあまりにも軽率すぎるし「怒り」に任せて伝えることは簡単だか芸がない。
私は楽しく生きて前向きに憧れているのだから常体へらへらとしていればいいのだが、全部が全部そうすることは私にとっても良くない方向にも行くのだ。
こんなことをして何が楽しいのか。そんなに難しく考えて息苦しくないのかとも思うが、私はそこに「生」を感じているのだ。
「死」しか見つめられなかった私がこのイライラの防衛本能があるということを確かめている。
私の中に同時に存在することを感じられていると視野が明るくなる。
見えなかった影の後ろに薄っすらと「決め手」になるような言葉が潜んでいたりするから私は求め続けているんだ。
貪欲に「私を救う」言葉を探している。
私はまだまだ他人に手を差し伸べるような人間ではないのだということを今一度理解するために。
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