手探りの命の数

ほとんど毎日

道が逸れている。

外れた道は戻っていけばいい。

道に迷う。

道端にじっとしてても自分を忘れなければいい。

「若さ」や「時間」は確かに戻ってこないし、なんなら歳を取った分だけ険しい道のりになることのほうが多い。

けれども私はこの歳にしてやっとそのことが解って実践してみてそれで「自分が進んでいる」ことに気が付く。

生きている痕跡を拾い始めると「他人と比べている」みっともない私も拾うこともあるが、はるかに「私が頑張ってきた証」のほうが多くそんなものはすぐにどこかに埋まってしまう。

やっとここまで来たのだ。

私が私を大事にしていることが増えてくると腐って廃れてきている心が潤ってくる。

水を与える役目は私しかいないのにサボっていては草木も生えない。

確かに私は思いやりのない人道から外れたこともしてきたとは思うし、成功の道もたどっていない。

だから何だというのだ。

私は「今」を生きている感覚が恐ろしくも「私は私」ということを実感させられることのほうが重要なのだ。

戻れない過去を引きずって悔やんで生きている「今の私」はみっともなく「生」にしがみついてにこやかに笑っている。

それを感じることが私にとって今の「喜び」なんだとも思う。

悲しみも楽しみも感じられる。私の心に強さも弱さも存在している。

それを確かめていく作業は何とも心地が良い。

今を生きる私のエゴはとてつもなく危うくても重要な役割を担っている。

それでよい。

私は私の道を進んでいる感覚さえあれば、また前に道は開ける。

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