贅沢と満足のギャップ

ほとんど毎日

散歩して汗をかき風呂に入って涼しい部屋でアイスコーヒーを飲みながら過ごす。

なんと贅沢なことか。

そんな縛られない暮らしは堕落も生むが気持ちの解放感は何物にも代えられないだろう。

そう感じているのは一瞬でほとんどの時間を自分自身のために有意義に過ごせないのはなぜなのか。

全力とまではいわなくてもせめて仕事のことは忘れて海ばかり眺めて過ごしたいものだ。

休んでいても「明日は仕事」という呪いがかかる。

極端に言えば何もかも諦めたいんだと思う。

すべて問題をテーブルの上に置いて整理整頓できていないものだから、あるべきところに仕舞わないものだからこんなことが起きている。

太陽の下ではみな平等公平なはずなのに面倒くさいところに天秤をかけ重くするのは楽しいか。

楽しくはない。

楽しくないことばかりが頭の中を支配する。

今まで何をやってきたのだろうと腕を組み海を眺めて訳の分からない独り言をつぶやいて偏った考えを散らすように部屋の中をうろうろしている。

海の見える暮らしに贅沢を覚え私は当たり前の幸せを見失ってはいないはずなのだ。

ただ「満足」はしていない。

地に足が付いた生き方は幸せなのに満足できない。

そしてどうしたら良いかわからない。

一人で勝負するような気概もなく、今日もただ海を眺めて悶々と暮らす。

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