老いていく。
鏡に映る自分を見ていると「気が滅入る」というより「戸惑い」のほうが強い。
重力に逆らえなくなってきた皮膚や肉のたるみ。
よれてきた顔に「愛しさ」を感じるよりも「対応に困る」のほうが近い。
「白髪が増える」「しわが増える」ことに自然の摂理を感じて「よく頑張ってきたな」と30歳ごろからは思えたし今は自分を褒めることが出来る。
だがこの数年は明確に身体全体の「たるみ」が年寄りの身体に負荷がかかりあちこち病気になってきた。
それは「仕方がない」とは思う。
ただ鏡に映る私の老け具合に「悲しい」とも思わない代わりに「うれしい」とも思わない。
「不快」でもないくせに落ち着かない。
「歳を取ること」は図太くなって自分らしく生きれていることは「素晴らしい」と思えるほど受け止められているのに「違和感がある」
なんだかわからないモヤモヤを鏡の中に移る私にその「ためらい」を問いかけている。

「成長」「のびしろ」は若い人に向けての言葉なんだとは感じる。
ただその道に沿って私は「老齢の進歩や進化」を見出したいのだ。
老齢になり「新しい道」は簡単には開拓できないが可能性を信じていたいのだ。
夢、幻想、妄想「現実を見ろ」と言われたって良い。
若くても言われ続けた言葉なんだ。
もしかしたら歳を取って意固地になり「最近の若い者は」とかいう発言が出始めたら「人格の進化」なのかもしれない。
そんな阿呆なことに目を輝かせて「発見」とか言っている私の頭はおめでたいのだろうがそんなバカバカしくも私が楽しいと思える「発想や希望」持ってこれからの人生を歩みたい。
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