未完成品の歩幅

ほとんど毎日

自分なりの「正解」を導き出す。

そんなことは知識欲のある先駆者たちが泥の船に乗り成功させて富を築いた後に発表すればよい。

私のような凡人以下の素人は、まず先人たちの教えを忠実に再現してみてその道を辿ることから始まる。

けれどその「教え」さえも見て手にふれない私はその道を究めることも出来ないのだろう。

手を伸ばしたつもりが見当違いで空をつかむ。

凡人はただ「諦めきれない図太さ」だけを持ち合わせて進む。

上手くいかなくてもやり続ければ、道の上。

正解を知るより「不正解でも続ける」ことが私の人生には必要だ。

今は上手くいかなかった失敗も遠回りも、誰かと同じように出来なくても「自分なりに歩き続ける」ことに胸を張れている。

「私のカタチ」が自分の好きなことを通して感じられてくる。

「楽しかった記憶」が引き出され「つなぐ」瞬間がある。

とにかく私が「楽しい」と思わなければ何も始まらなかった。

考えすぎて鍋の底を焦がした状態になることもあるが、それでもその焦げをこそぎ落している時は自分を冷静に振り返れている。

現実の苦難で、考えることを諦めた人生の中で、ようやくここまで立ち直れた。

私はそれも一緒に紡ぐことが出来るかどうかはわからない。

ただ私の中に「きざし」を感じられていれば私は進める。

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