週に一回、本屋に行く。
近所には大きな本屋はないので普段はネット検索でのインスピレーションを頼るばかりだ。
著名人がいつの日か言っていたように本屋には「背表紙が光る、本が呼んでいる」現象がある。
もちろん毎回ではない。
最近は心が落ち込み気味なので自然と「心療」だの「健康」だのそういったジャンルに足が向く。
このコーナーが大きく広く場所を取っているのを見ると「世の中、言葉で自分を立て直そうとする人が多いんだな」と感じる。
ここに並んでいる本は内容が同じに見えても「それぞれ違う地点でつまづいた人たち」が書いているから微妙に角度が違う。
そして「私ひとりじゃない」という一方的な感覚ではあるが、様々な意味で共に戦う仲間たちがいることに安心している。

人は普遍的なことで何度も悩むし行き詰るから、こうやって同じような内容でも先人たちは次に繋がるように残していく。
手の取るのはその中の一冊だけが多いから量が必要になる。
心に響くのはその一冊の中の「ひとこと」だけ。
そしてこの手の本は読むだけでは回復しない。
むしろ読み過ぎるともっと動けなくなる場合もある。
「一人じゃない」ということは支えにもなるが、自身の状態は個別に扱わなければ共倒れ。
ほんか「きっかけ」であって「解決」ではない。
本当は「全身全霊で私を救って頂きたい」と心の中で叫び、一線を画しながら今日もページを開く。
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