この5年、様々なことに挑戦してきた。
移住したことで目の前が急に開けた気がして世界が広がった気がしたのだ。
空が広くて空気が上手い。
それだけで身体中に生命がみなぎり躍動感が出た気がしたのだ。
もともと自分の中にあった「根拠のない自信」が大きくまた膨れ上がって「前向き」になれたのだ。
それが自分自身を奮い立たせ挑戦が続いた。
もっと上に行けるはずだ。
この苦しみは抜け出すための壁なんだとも思った先には、明るい未来があると信じた。
理想に憧れて、背伸びして、摩擦して、考え続けた。

今は「敗北感」というより「納得感」のほうが強く残る。
そうやって言えるのは「続けてきた」から言えること。
自分の器以上のことをすると負荷がすごい。
苦しいものは苦しいし、私はそんなに大きな人間でないなと心の隅にあった気持ちが今さっき腑に落ちた。
その瞬間、なんだかとても静かになって心が落ちついたんだ。
「前向き」に憧れた人間の末路というか、肩の荷が下りた。
「未来」に捕らわれていた。
人生の終着点は見えないけれども、なんだか景色がとても良い。
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