美しい

ほとんど毎日

私は自分に無い物が好きだ。

いわゆる無いものねだりだ。

ないものをねだっても手に入れることはなかなか難しい。自分の勝負できる手札はもともと無いしこれから追加で出来るものはと考える。

凝り固まった頭の中は醜い思考でいっぱいだ。歳を重ねれば私の汚いカードばかりは切れる。

最近は目がくらむほどの眩しい人間と出会い、自身の薄汚さを確認した。

まあ比べても無意味なので、それならそ自身の汚れを上書きするのではなく少し掃除でもしようかと思し見直す。

しかし心の汚れを落とす洗剤はないので諦めた。

ちょっと薬局へ行ってくる。

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