人間は誰もが「同じ」ではないことは知っている。
そして性別や世代で判れることも、ほとんどない。
「男が全員そうではない」「女が全員そうではない」「子供が全員そうではない」「若者が全員そうではない」「年寄りが全員そうではない」
そんなことを吹っ飛ばして「男が」「女が」「若者は」「老人は」と様々な頭ごなしに言うから反発が生まれるのは基本中の基本だと思っている。
そういっても私もその基本を忘れて言葉にすることもある。口に出すこともある。
ずっと守ってきた「対一人の人間」ということを忘れてしまうほど自分の心は余裕がなく刺々しい。
そう頭ごなしに決めつけると自分だって苛々するのに他人の事はお構いなしなのだ。
「その人」がダメで良くないのであって「全員ひとくくり」にする情報を流し続け自分でもおかしくないと思っている人が目につく。
そして「その人」も「自身の正義」を貫いているだけであって批難される覚えがないとも言うだろう。
この世はそんなことの繰り返しだ。解決など出来はしない。
人間は自分の気持ちの納まりの悪いところにいつまでも執着する生き物だ。
私もそれが「人間」だと一括り同一視して一生を終える。
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