「命は平等ではない」と改めて思う

ほとんど毎日

命の危険にさらされることは生きているうちに何度かあったが、身近に潜む「危険」と「恐怖」を忘れていた。

「腰痛」である。

私は20歳の時に仕事で「椎間板ヘルニア」をやって以来、いわゆる「ぎっくり腰」とは長い友人だ。この友人は簡単に自分を裏切ることを忘れて生活していると今回は派手目な落とし穴にはまった。

「腰回りの筋肉の炎症」が「ぎっくり腰」それ以上の痛みとなって襲ってきた。

普段ならガツンときて「痛いな」と思いながら病院へ行き薬を貰いコルセットをして仕事を休むことなく2、3日で痛みが治まるのだが、今回ばかりは寝て動かない状態が一番楽だった。

一人暮らしなので動かないわけにはいかないのだが、寝返りを打つことさえしんどい。

このまま布団の上で朽ちていくのか「孤独死」はこんなものかとも上っ面を撫でたような感じだった。

人間が一番の恐怖対象だったが今回は改めて自分に思う。

自分自身の体が動けなくなる恐怖。

私は自分の命が一番大事だ。

こんなので死んでたまるか。あいつに復讐をしていない。

布団の上でそんなことばかり思ったが結局はそんな悪意が私の生きる気力となり救った。

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