立ちはだかる「障壁」の数々

「血のつながり」という妨害者

とにかく「父」に関わると「ろくなこと」が無い。

自分の気持ちが大きく左右され自身の立ち位置さえ揺らぐ。

「早く死んでしまえ」毎回この言葉がよぎりながら拳を握り歯を食いしばる。

潰されてたまるか。

私は私の人生を歩むために今を生きる。

そう決めて歩んでいる道に必要ない「ゴミ」は叩きつぶす。

その「ゴミ」を叩き潰すために走り回る。

さて今回は「父を一人暮らしさせる」というミッションを行っているわけだが、何せ高齢者に好き好んでアパートを貸してくれるオーナーさんや大家さんは、ほぼいない。

理由なんて簡単だ。

年寄りは物を集め執着し汚く使用し、死亡した時の後始末が大変だからだ。

不動産は電話の向こう側で良い顔をしなかったのは分かるし断られた。はっきり口にする不動産が本当にありがたかった。

施設に入れられるのなら私だってそうしたいのはやまやまなんだか、なにせ私の「父」。

集団行動に向いていないクソ頑固で好き勝手に生きてきた人間なのでハナから無理。なぜなら一度そういうところに入って施設に迷惑をかけている前歴がある。

年相応のボケと物忘れはあるがしっかりしているので「一人暮らしをさせる」ということに皆で決めた。

「父」の意向はどうでもよい。資金を出すのは私たちだからだ。

上手いこと進むわけなく日々あーだこーだで考えを巡らし兄弟姉妹に相談する。

私たちも老後の準備をとっくにしなければならない時期。こんなことを本来ならやっていることは「時間の無駄」なのだ。

だが私は「自分の親のことは自分で解決する」と決めた。

やるだけの事して自分の満足感を満腹にさせるしかない。

「父」の死に顔がもっと楽しみになってくる。そうでも思わなければ「父」に関して動くことなんてできない。

何かあった時の一時期でも介護する覚悟は出来ている。

だから最高にみっともない死に顔を見せてくれ。

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