その「踏み台」は不良品

「血のつながり」という妨害者

「父」に対して本当の復讐はこれからだと思っている。

本来なら静かに黙々と辛抱強く目の前の出来事を懸命にこなすのが一般的なのだろう。

「父」の「自宅介護」など地獄の入り口の一丁目に住居を構え、半死人の暴力暴言を受け、目の前の三途の川をさっさと渡ってくれることを祈りながら生きることとなる。

皆、自分の事で精一杯で自分の身を護ることが一番大切な事なのに、なぜそうまでして人間味を失った者の面倒を見なければならないのか。

たった一人の人間に何故にこんなにも多くの人間の人生を一時的にでも壊されなければならないのか。

狂った人間に対して「きれいごと」を吐き捨てるほど私の生き方は徳を積んではいない。

親とて「他人」には変わりはない。分かり合えるなど幻想だ。

私の今の思いは「私の目の前でみすぼらしく惨めに死んでいくのを見てみたい」という脳みそから妙な「よだれ」が出るような感覚だ。

薬物などやったことはないのだが、それに近い感覚を味わえているような気分だ。

「父の死」を目の前で味わいたい。

そんな域に私の思いと考えがある。

その「死」はきっと簡単に超えられる踏み台で簡単に壊れゴミに出せる代物のような気がする。

先に壊れるのは私自身だろうが、その領域に踏み込んでみたいという好奇心でいっぱいの私の心がうずく。

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