あれだけ嫌いだったのに

ほとんど毎日

「頑張りたい」という言葉を使い、思う気持ちが湧いている。

年齢と共に身体の疲れは簡単に取れず、諦めて手足も思うように動かなくなってきていること自覚し、老後と終活の準備も始めているのにも関わらず「頑張りたい」

「生きること」に頑張るのではなく「自分のやりたいこと」に頑張りたい。

こう歳を取ってから解るから、若い時「頑張れ」と年寄りたちに訳の判らない励まし方をされるのだと実感する。

若い時の「無理」は私自身も押し通した。

その「無理」のほとんどは私自身のためではなく「他人に良く思われたいため」の無理。

あの「無駄」だった時間とお金は戻ってこないからそれを「取り返したい」と躍起になっている部分もある。

情けない。

同時にあの時与えられた「屈辱と恥辱」を思い出し黒い感情が湧き上がる。

私にとって「恨みは限りない原動力」

過去のことをどうこういうのは嫌いだと言えたのは、若い時。

過去のことをどうこういい続けている現在の私は、多くの年寄りが行っている「退化」を止められない。

そんな中でも「自分のやりたいこと」を頑張りたいと思うのは自身の中にある僅かな「成長」にしがみついていたいのだ。

「頑張りたい」

少しでも私の中にそういう熱い感情が生まれたのなら老いた身体から学び始めるのも悪くはない。

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