ぼかし続けた「私の色」

ほとんど毎日

幽玄な景色は美しい。日本ならではの表現がそこにはあるし味わいがある。

それに気が付くのが遅いか早いかを分けてしまえば私は気が付いていたが追及はしなかったと言い訳をする。

この日本の風土に合わせ美しい景色に「しきたり」が良くも悪くも人々に働き、薄暗いところが「美徳」とされる時代はまだまだ終わらない。

きっと終わらない。

日本人はその「ぼかした美しさ」に囚われ累々と受け継がれた遺伝子に刻み血縁を増やし周囲にも強要していく。

だが良くも悪くもそれは終わろうとしている部分があるので未来はもっと明るいものを残したいと感じる。

何度も何度もこれまでの人生の中で「自分」を取り戻そうとしてきた。

探すという感覚ではなく、元々「持っていたもの」を甦らせようとしてきた。

いまやっとそうしている実感は少しずつ持て始め綺麗ごとながらも前に進み始めている。

いままで生きてきた人生の中で、こんなにもはっきりと充実感を得た記憶がない。

歳を取ることは悪いことではない。

それははっきりわかる歩み方をしている私は、まだまだこれからやっていけることがあると信じれる。

薄い色が大好きだったが感情に任せた濃い色も大好きだ。

私の色はもっと増える。

曖昧の境界線の色の自分も認められるようになってきたのなら、私の人生は最高の色使いで溢れるだろう。

死ぬときに見る走馬灯が楽しみで仕方がない。

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