「読めない」漫画たち

負け犬の遠吠えは見苦しい

単純に好きなジャンル嫌いなジャンル。

倦厭したジャンルにずっと愛好するジャンル。

様々な「多様性」を含んだ現代の日本の漫画たちは私が本気で漫画の世界に一歩踏み出したころから大きく大いに変わり「見たこと」「感じたこと」もない世界が簡単に手に入るようになった。

私の趣味は偏っていて少年青年漫画を主に好み、その中でも自分の琴線に触れたもの本能で感じたものしか読まない。

その深度は様々でどっぷりと嵌ることもあれば、ゆったりとこの漫画をずっと楽しんでいたいと思うマンガもある。

深みにはまると「中二病」が発症しやすく周りが見えなくなるので自制はしているつもりだが、気が付くとやはり「沼」なのだ。

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「読めない」というより恐怖でもあり、むず痒い気持ちになるので興味はあるが「読まない」漫画ジャンルがある。

それは漫画や絵画に関するテーマを描いた漫画だ。

例えば「バクマン。」や「ブルーピリオド」のような漫画。

自分の傷が開き塩を塗られる気分にもなるからだ。

「バクマン。」の実写は観た。それが「面白く」観れたのは佐藤健さんと神木隆之介さんが素晴らしい俳優さんでプロ意識が高くどの映画も熱量が半端でないことで圧倒され信用できるからだ。

けれど「漫画」で読めない。

「デスノート」コンビの大場つぐみさんと「魔神冒険譚ランプ・ランプ」からファンだった小畑健さんの作品なのに、読めない。

未だに心がえぐれそうで読めないのだ。

まあそのうち読むだろうと思って幾数年。寿命もいつ終わるか分からない年齢にもなったといのに私はまだ「私」と向き合えていない。

もうすでに「いつまでも漫画を楽しむ立場」でありたい自分がある限り、ああいった作品には手は伸びないのだろうと躊躇を繰り返すのだと思う。

きっとその「向こう側」には今の私ではだめなんだというブレーキがかかってしまって吐き気がする。

あの頃は素直に真っ直ぐにぶつかりあえたのに。

今の自分は絵に関してすでに「好きにしたい」「楽しんでやりたい」だけで現状の満足を続けているだけの中高年。

それに「魂」や「野心」「情熱」のようなあの頃の熱量は乗らない。

あの頃の「熱」を感じるような作品には触れたくないのが、本心。

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