周りに愚痴っぽく人を攻撃する二枚舌の年寄がいるのも、自分のことを弾丸のように話しこちらの口を挟ませないのも、何を言っているかわからないほどボソボソしゃべるやつのがいるのも、高学歴を理由に仕事をせずゲームをやっているやつも、挨拶しないやつがいるのも。
全部私という「鏡」です。
「同じ穴の狢」同士がやいのやいの言い合っているだけ。
それ、本当は解ってます。見て見ぬふりをして「私は違う」と思いたいだけです。
そんなことは分かっていれば十分に冷静。
「不平不満を言うよりも進んで明かりをつけましょう」
そんな標語がいつも頭によぎりながら「そちら側」の延々と顔が醜くなるやり方が楽でハイハイそーですねとうなずく。
正論や助言欲しさで奴らは生きているわけではなく「ただ自分が一番苦労している」のを知ってもらいたいだけ。
これはきっと人類が始まってから何万年と続けてきた「共同体」を作るための輪廻なのだ。
面倒くさくて鬱陶しい。
それを愛してやればもっと人生が楽しくなりそうな気もするが、私の心にそれを愛する余裕はない。
私も本当は自分が可愛くて仕方がないからだ。
ウンザリすると思いながら私もその流れを汲み、延々と続く人類の一端を担っている。
毎日思いがけない「回答」が並べられその大きな流れに放り込む。
なんて楽な作業だろうか。
人はいつまでたっても変わらないのだから、私は私の楽しみ方をまた探す。
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