どんなに生きるのが辛くても、過去の記憶が今を蝕もうとしても、腹は減る。
昔は「死ぬ勇気がなかった」と思っていたが今は「生きよう」と無意識下で必死だったんだなと思う。
逃げ場のない「記憶のよみがえり」は頭の中でふとした瞬間に再生され、ついさっき起こったように侵食してくる。
そんな中でも、お腹は減り、眠くなり、喉は渇く。
身体は淡々と「続ける」ことを選んでいる。

「自分が弱かった」と断じることは簡単だった。
何もしていない日でも誰にも気づかれないように水面下で息をつないでいた。
理性と感覚がばらばらになるような過去の映像が急に流れ込んでくる。
感情が必要以上にくっついているものだから記憶は事実以上に鮮明になり角度がゆがんでくる。
私の「苦しさ」は本物なのにコントロールは出来ない。
消耗する気持ちに処理しきれない映像が流れるたびに、身体は強く生きようとしている。
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