不真面目な「真面目」

自己中心的で自由な一言

大小関わらず「会社」という組織の中には「働かない社員」というものが存在する。

私自身もそんな「社員」を散々見てきたし腹立つので本人に対しても下の立場でも暴言を吐いてきた。

身近にそんな「社員」がいれば今が非正規の私など「損」している気分になり仕事にも身が入らない。

会社も退職させられないことは分かっているから頭を抱えているから知らん顔している。

目の前にいるそんな人間をみて私の感じ方が変化していることに気が付く。

「過去と他人は変えられない」

ここ数年は頭の隅にこの考えを置いて過ごしているが、さぼっている人間にむかつくことは確かだ。

だがそのあからさまにさぼっている人間は「不真面目でいることを真面目に行っている」のではないかと感じる。

作業のひとつである掃除ひとつもまともにせず事務所で動画を見ゲームをするために、わざわざ出勤しているのだ。

わざわざ定刻に起き歯を磨き朝ごはんを食べているかどうかは知らないが電車に乗ってバスにに乗り継いで出勤している。

そして定時には上がり出勤の逆のことをして毎日酒を飲んでいる。

ああ。

毎日を「当たり前」に過ごすためにこの人は「真面目に不真面目を実行している」のだなと。

社会とのつながりを絶つのではなく、人でいるために真面目にさぼっているのだろうなと。

こうやってさぼってでもここにしがみついていなければ、この人は成り立たないんだろうなと。

羨ましいと思わないが見方を変えればそこそこ面白い観察対象だなと思う。

人間観察というのはこうやって楽しむものだとようやくわかる。

朝顔の観察さえまともに出来なかった私にやっとちょっとした転機がきたのかもしれない。

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