あの頃の「感覚」が一瞬戻ると同時に容赦なく「思い出したくもない記憶」も湧き上がってくる。
いつだってそんなことは平行線だ。
しかもまだ第一段階ぐらいなのにこれからまた「深堀り」していくのかと思うと気が滅入る。
開けてはいけない扉のいくつかは頑丈なカギがかかっているのに行動していると簡単に開いてしまう。
更に重苦しい金庫に閉じ込めているが中身は判っている。
消えるわけのない記憶を改ざんしようとすると「おかえり」とささやく私がいる。
どうしたら良いのだと戸惑ううちにせっかく戻ってきた「感覚」がまた遠のく。
非情だ。

だが「今日を生きるため」に私はこの感覚を取り戻したいと思っていたし行動してきた。
私の記憶を「良し悪し」で分けても変わらない。
その扉を正面から見る練習をしたくもないが、そろそろそういう時期なのかもと感じている。
無限の選択肢は広がっているはずなのに固執した私がいることは良く知っている。
同じ扉の前で座り込んで睨んでいることが「安心」だったのかもしれない。
動かないことでそれが崩れないようにしていただけだ。
嫌悪も怒りも哀しみも。
その感情を誰かに奪われることなくその扉の前で籠城していただけだ。
おの扉の前に座り込んでいた私に手を伸ばすのも私。
ゆっくりと芽吹いたこの「感覚」の扉の鍵はいつだって私の手の中に握られている。
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