空白の価値

ほとんど毎日

年齢も年齢なので時々頭の中が「空虚」になる。

何年か前は「空しい」と思ったこともあったが今は「可能性が詰められる空白」と感じる。

もちろんその「余白」は隙あれば怒りや悲しいことも詰まるようになったが、自分のペースで整理整頓出来始めた。

「成熟」にはまだ遠いが「感情の観察地」としての視点を持てている。

環境の変化はほんの少し「自分を許す場所」を作ってくれたのか。

東京に住んでいたころの「閉塞感」を今でも時々思い出す。

しっかりとした深呼吸も出来ず、様々なことで気持ちはギリギリで暮らしていた。

若いころは借金もあったが体力があったから歩けた場所は、年齢と共に息苦しくなっていた。

欲だけが残りプライドで夢を諦め「心の体力」が無くなり何度も死にかけた。

今でも生活は裕福ではないが、ゆっくりと足を延ばせる風呂に入り大きな空を見上げているだけであの頃なかった幸せを感じる。

歳をとって現実も見えたが、心が未来に賭け始める。

そんな気まぐれな時期でも手のひらには「大事なこと」が残っていく。

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