「人を呪わば穴二つ」私はこの言葉で長年自分自身を不幸にしてきた。
意味の読み違いもあるのだが、信じていれば自分は幸せになると思っていたからだ。
キレイごとを信じていなければ生きていけなかった過去があるからだ。
世の中を変えようと努力したこともある。だがこの世は金や地位を持っているものが勝ちなのだ。
犯罪さえもなかったものとされる。立証するのも金が必要だからだ。
気力もなくなっていたあの時の私は、日々稼いで生きていくことで精いっぱいだったし今でも頭が悪い行動しかとっていない。
そもそも殴られて顎が壊れて歯が折れて治療費も多額にかかっているのに、相手を許す必要があるかとおもう。
被害届も身内のことだからと言って受理されないこともある。
この世は簡単にひっくり返らない。長い年月がかかってやっと法律が出来上がっても無視される。
根強い隠ぺい体質がまだまだ落ちない汚れのように重なりこびりつかせる。
何を信じればいいかわからなくなり、明らかにおかしくあいまいなものに怯えすがったりする。
何かを信じていかなければ壊れるのだ。
心の拠り所を持たなければ前に進めない状態になってしまい目に見えない地に落ち泥の中を這いずり回る。
一旦足をとられると抜け出すのは相当難しい。
そして一人では寂しいから友人も知らない他人でさえも同じ道を歩ませようとする。
何とも言えないひどい道のりだった。
そういうことで今の私は道は広くなったが、ガードレールのないがけっぷちを歩いている。
これからは自分で道路を舗装し、落ちないように最強のガードレールを開発し取り付け、岩も落ちてこないように金網もつけていかなければならない。
できれば好きな花も植え、いつでも太陽が照り付ける明るい道を作りたい。そして好きな車にのって鼻歌でも歌いながら進んでいく行くことを望んでいる。
もちろん忘れてはいけない。トランクには恨み辛みを乗せてだ。サンドイッチを積み忘れても、これだけは忘れるものかと思う。
これだけ想像したらなんて楽しいこれからの道.のりだろうと思う。とても気分がよい。
人を恨んで生きていくことを決めた私は、いま最強の魂を持ち合わせていると根拠のない自信にあふれている。
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