「変わり目」の変化

ほとんど毎日

季節の変わり目である。

体力が衰えていることぐらいは身に染みて感じていたのだが「たかが花粉」で鼻かぜを引き喉をやられ一日中寝ている。

一日中寝るのも初老の身体にはしんどい。身体が固まってしまうからだ。

この十年は若いころのようにだるいから「一日中寝る」というより「横になる」ということが辛い。

関節が固くなり「きしみ」が出、腰痛など骨の持病には良くないのだ。

悲しくはないが、こうやって人間は「寝たきり」になってしまうのだと何度も実感する。

だから一日中寝てはいけない。

幸い熱もなく食欲だけはあるから助かる。

人間の身体の限界など何千年と変わらず40歳前後ぐらいだと思っているので、長生きしているほうだ。

もういつ死んだっておかしくはないと心の片隅に起きながら生きるのは晴れやかというより落ち着く。

長く生きると碌なことがない。

そんなことを思いながら今の私は「生」にしがみついていることを実感する。

あれだけ嫌だった日々が早く終わればよいのにと思っていたのに人間は変わるものだ。

決して大きな「希望」を見出しているのではなく「なにくそ根性」ですべてが賄えているわけではなく、一日一日の「衰え」を感じながら爪を立ててあれやこれやで私自身を傷つけていることには変わりない。

時間に身をまかせただただ「暇つぶし」に労働を繰り返し愚痴を吐き「私は給料は安くてもきちんと稼いで身内に頼らず自立している」という証が欲しくて生きている部分が欲しいのだ。

そんな日常で良いのだ。

長年連れ添った腕時計が細かい傷だらけでくすんでいる。

そろそろオーバーホールに出さねばと感じ私もしっかりとメンテナンスして新品とまではいかないが「私のために」輝きを取り戻すための努力はしよう。

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