特別な日に特別なことを。
自分の誕生日というのは年甲斐もなくワクワクしているもので「何をしよう」と言いながら今年もケーキ買ってきて食べて過ごすのだろう。
ケーキを買えない誕生日も過去にあったので意地になってケーキを食べようとする。
それでよい。
私自身の誕生日も祝えなくなったらなんか「お終い」のような気がして意地でも続けたい。
こうやって忘れずに過ごせるのはあと何回か。
歳を取ることは嫌いではない。
ただ長く生きるともっと余計なことを考えるのだなと感じてきた。
自身の面倒くさい性格がもっと面倒くさくなっていくのが解る。
血圧は高めになって好きなものを好きなだけ食べられる身体ではなくなったし、私を祝うにしてもなんだかとっても乏しい祝い方になってしまって覇気がない。
まだ自分のことがそんなに嫌いか。
これからそうそう変わることがないかと思いながら私は後ろを振り返りながら前に進む。
私だけの特別な道を歩もうとして何度も踏みはずし一生引きずる怪我を負い、ここまでやってきた。
良く生きてきたな。
よく頑張った。
まだ自分を褒めれているなら労えているなら、これからも問題ない。
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