組織の最下部あたりでうろうろ生きてきた私は、自身で事業を立てることもできない小心者で臆病な人間である。
下っ端からちょっとだけ中間に上がって下がっては生きてきたが、だからこそわかるものはある。
現場判断にして上から押さえつけている組織はいくら上場を気取っても「下層」なのだ。
その「上は偉い」体制体質が人間社会において重要視されているのだから、表向きは法令順守しているつもりでも人間の考え方が変わらなければ変わることがない。
現場はいつまでも不満だらけなのだ。
この国の政治体制がそうであるし変わらないのだから国民の意識は変わることはない。
そして不満は下っ端同士のつぶしあいにかかる情けない状況がこれからも続くだろう。
誰かのせいにしても何も始まらないのは充分にわかっている。それでも人間はそうすることが「正義」だと疑わない時がある。
私はそうはならないとは言い切れないが、そうならないようにしたい。
私の経験と無学無資格ではこれから組織下で働くには年収一千万のような人間にはなれないし、やるなら辛くても自分が楽しくやりたいと思う仕事を立ち上げる。
私の心は自分で自分のことは決め、誰にも支配されず自由でいる。
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