日本は良い国か。
少なくても私は良い悪いで言うなら「良い国」だとは思う。
だからといって生まれたときから日本人として生きてきて良かったと思えることは若く何も知らない時だけだ。
成長するにつれて歳を取るにつれて経験するにつれて、この国の「膿と悪」は見えてくる。
汚いものばかり見すぎて経験しすぎて自分は物事をまっすぐに素直に見れないことは私にはよくあることだ。
悪いところしか見えなくなるのも、私にとって自然なことだ。
それでも聞こえてくる声がある。
「まだ日本は幸せな国だ。恵まれている国だ」
目の前の貧困や犯罪などを無視しているのかと、私は狭い自分の世界でしかものを言うほか今はない。
「救いようのない未来」はもう30年前から気が付いていたはずだった私たちの世代の責任のようにも思える。
だから少しでも諦めてはいけないと思う。
負の遺産みたいなものは残してはいけないと思う。
まだまだどの世代にも諦めずに活動を続けている人たちがいる。声を上げている人たちがいる。
幼い頃、若い頃自分が描いた未来にはならなかったが、生きているうちは希望を捨ててはいけないと青臭い気持ちはまだあることだけ確認した。
災いは無くならないが和らげることは出来ると今は自分にとって本当の意味で解るようになったきた。
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