姉妹ケンカの話だ。
「父」のことで賃貸やっと決まりそうで、やっと一息つけそうだなと思った。
だが私には「賢い」妹がいる。
だがこの妹、賢すぎてかなり上から目線で傲慢な部分があり、自分より頭が悪い人間と決めたら軽蔑侮蔑するような言葉を平気で吐く。
私は幼いころから愚鈍で頭が良い方ではないし、この妹のように口は回らないので遣りこめられる。
今はお互い歳も取ったし価値観も随分変わった。
私も今までのようにはやられっぱなしではなく自分なりに反論をしてきたが「下僕」だと思っていた人間が私の言うことを聞かなくなったことで気に食わないのだろう。
正直、みじめで悲しいモンスターにしか見えなくなる時がある。
過去の栄光と何十年と自分の能力で勝ち取ってきた仕事をして、プライドと意地が固執した化け物に見えることがある。
過去いろいろあったが尊敬できた「妹」は目の前にいなくなり「あおり運転を繰り返す」犯罪者のようだ。
昔から感じるが「妹」は「愛されたい」気持ちが強い人間なのだろう。私から見れば「度を越えた愛情表現」を身内に尽くしがちな人間だと感じていた。
何でもかんでも「やってあげる」精神が強く「母」に対して行っていたものが孫が出来て還ってこないとわかると「父」に対して長く行ってきた。
愛情が自分だけに向けられるように毎月お金も渡していた。
そして今回「父」のことがあって様々な問題が起こり「父」に対するような自分の接し方が正しいと思い込んでいるのか「父に寄り添って」だの「残り短いのだから好きにさせてやって」とか同居している「兄」に言ってくるものだから衝突は度々おこった。
自分勝手に生きてきた「父」と、なんとなくズレた愛情を注ぎ続ける「妹」。
あくまでも私目線でしかものは言えないが親子の「感動ポルノ」を見せつけられているようだ。
これでますます「父」の自分勝手に生きてきた最後の姿を見るのが楽しみになってしまった。
そしてこの燃料を注いでくれた「妹」に感謝しつつ、ついでにアルコール中毒の「妹」の死に顔も見れたら良いなと今は感じる。
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