秋に入り過ごしやすい季節である。
夏の日差しの残りが時折り差し込むが、それが返って心地よい。
今日も清々しい晴れの日で私を祝福している。
という錯覚を起こしながら「今日という日は私のためにある」と口に声にして楽しんでいる。
今日も私は「私」を楽しんでいる。
おおむね良好。
私自身が発する言葉の力を信じること。
これが長年できなかったせいで私自身を大事にできなかったわけだが、ここ数年実践してきてわかる。
この歳になってこんなに「はつらつ」と生きると思わなかった。
そして何度も「若さ」を無駄にしたことを悔やみつつも、それを認められるようになってきた。
泣いてでも悲しんでも何度ももがきながら自分の言葉を探しながら生きていく。
自分を救うのは自分自身だと改めて感じる。
それが解ってきたので、あれだけ他人とのつながりが嫌いだったのにそれほど苦ではなくなってきているのだな。
変化を恐れたあの頃の自分の「弱さ」に笑える日はきっと近い。
その「弱さ」を愛おしく思える日もきっと同時なはずだ。
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