明かりが灯る日

初めて「石蒸し風呂」に行って汗を大量に流し、見事に風邪を引いて帰ってきた。

だが一晩寝たら身体のコリやダルさが抜けて軽い気がする。

そうなると連鎖して心も少しすっきりしているのを感じる。

何とも単純なものだが、ちょっと遠出して知らない街の「蒸し風呂体験」は成功だった。

人間というのは何とか這い上がろうとする「入り口」を見つけようとするんだな。

実際、本当に気が落ちていたら動こうとしないし考えるだけで終わる。

考えることも放棄する。

劇的な「何か」より「外に出る」「風呂に入って温まる」「あったかいうどんを食べる」みたいな小さな行動の積み重ねでじわっと持ち直していく。

お金がなくても「今できる範囲で動く」ことが考えられるようになった。

風邪は引いたが一晩おいての結果は良かった。

ちゃんと動いている。

私の内側からほんの少し生きる気力や生命を感じる。

何十年と生きてきたのに、気がつくのはこの歳になってからだ。

焦らなくても大きく変わらなくても今日を淡々と過ごせたら、それで十分なんだ。

また忘れてしまうかもしれないが「ほんの少し」を感じながら今日は大事にしながら進む。

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