そんなものは今日の私には無い。
無理して出しても仕方がないとは思っていても「焦り」が身体の中をもぞもぞと這いまわる。
やりたくない事ばかりで先延ばしにしている自分にも呆れている。
私の安寧はどこなのか。
そんなものはやはり自分で作るほかにないと、そうやって毎日自分に重量を課すから重くなるのだ。
そのうえ余計なことを考えず、ただひたすら何かしらの作業に没頭するほど今日の私には力がない。
年齢と共に「チカラ」は失ってくる。
理屈では解っているが何も「やる気」が起こらない。だらだらすることも飽きた。
今は脳みその許容範囲を超えたことをしているのだと思えば気が楽になるが、正当化する自分にもウンザリし始めてきている。
そういう時は何か「新しいこと」を探しがちだが、ふと思う。
今、自分にあるものを整理すること。
「新しいこと」は確かに刺激的だし「やりたいこと」を後押ししてくれるかもしれない。
だがまたその「新しいこと」を入れてしまっては気があちこちに飛んでしまうことに気が付く。
大事なものを「ひとつ」決め余計なものを削ぎ落す。
すこしだけ目の前が開けたような気がする。
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