「感情」は制御しない

「感情」を制御コントロールするのが大人だと一般的に言われても、どうしようもならないことだってある。

「コントロールするのが正しい」とそうやって言われて生きてきたからなのではないか。

「感情」を抑えるのが大人としての対応とか言われてきたからではないのか。

嫌いな言葉だが「常識」と言われていることは、この数年でも変わってきた。幼少期からの「当たり前」のことは「当たり前」でなくなっている。

多くの人間は「平和や平穏」を望んではいるが、予期もせず他人に突如として奪われ壊されたりすることもある。

虫がつぶされるように不可抗力を受け止められるほど、私は人間は出来ていない。

「真面目に生きている人間ほど損をする世界」になんの遠慮がいるのか。

だがその世界と平行線に「自分」の内なる世界が存在し守ろうとし、その均衡を保とうとする人たちがたくさんいる。

私はそんな人たちに「憧れ」を持ちながら生きていくぐらいが丁度よいのだ。

「私の世界」と「それ以外の世界」が危うい関係になっても、何度もその境界線に落ちて乱暴に扱われ足を取られていたことを思い出し生きていく方が私らしい。

あの暗い時代を忘れるより共に寄り添って生きていく方が、私には力を与えてくれる気がする。

あの時の「感情」が今の私に力を与えてくれる。

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