「自己治療」という危険な治療法

ほとんど毎日

私は医者でもなんでもない。

まして最終学歴は最低限必要だろうと思って「高校卒業」しただけの専門知識も何もない人間だ。

その後も資格もなにもあったものではない。

そんな私も心身ともにダメだと思って「心療内科」に何度も何年も通った過去がある。

今思えば「欲しい言葉」がかけられなかっただけだろう。あやふやに診断してもらうのに苛立っていたのだろう。

私は結局すべての治療を断念し「自分で自分を救う道」を探した。

何をしたかなんてたかが知れている。

私は毎日のように図書館へ通い本屋へ救いを求めた。

身につかない知識ばかりが積み重なったか、それでも「勉強しているふり」は書くことに夢中になり我を忘れる時間を得られた。

急に襲ってくる焦燥感はいまだにあるが、あの時は何とか「心と精神が逃げれる場所」を探していた。

その時に出会った書籍で印象深くその後の自分に影響したものはほとんどないが、ひとつの小説に救われたことは確かだ。

私は私を救おうとしていることにその小説に一部重なりそこからまた世界が広がったことは確かだった。

絵本から始まったが幼いころから「本を読む」性格で良かった。

また「勉強しているふり」ばかりで貧相な言葉だらけで上手に表現できないが「本を読む」ことは私にとって救いになる。

そして老眼も進んで厳しいときもあるが本を探すときはワクワクする。

先人たちが「本を読め」という意味が少しだけわかる年齢になった。

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