窓の外の色

ほとんど毎日

趣味は「人間観察」と何度も言ってくる人がいた。

「他人を観察して暇があるなら、普段から酒飲んでグダグダしてないで自分自身に目を向けて磨き上げれば良いだろう」と何度か言ったことがある。

しかも「人間観察と言いながら、人の目を気にしすぎて何にも見えてないじゃないか」とさえいったこともある。

当然のことながらその人が聞きたいのは「正論」や私からの「主張や暴言」ではない。

自分がしていることを黙って聞いてもらいたかっただけだろう。

世間話の延長線の話だったのだろう。

そんなことを思い出しながらハンバーガー店で座り人通りを見ていた。

人には色がある。

オーラの話ではない。

ほとんどの人が身に着けている人が自分で選んだはずだ。

この国は暗い色を好み特に冬になるとその特色が現れる。

まるで濃淡の違う影が流れていくようだった。

それでもその中に時々妙に明るい色が混じる。

その色は表情や言葉よりも、その人を語っているように見えてくる。

ただ単にハンバーガーを食べていただけなのに、そんなつもりもないのに人を観察してしまっていた。

窓の外を見ながら人々を勝手に選別している。

私は静かな線を引き「世間との関わり」を拒絶してしまっていることに改めて気がつく。

ああ、面倒な性格になったものだ。

なにもかも満足していないのは自分自身で、また勝手にレッテルつけているのは私自身で許容範囲を狭めている。

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